生徒たちに無茶な練習はさせない、でも成果は大きく向上


・伊東佳美さん(ピアニスト・指導者)

・ブログ:ピアニストのためのアレクサンダー・テクニーク


わたしはピアノの指導を長く行ってきましたが、アレクサンダー・テクニーク教師になるための勉強を進めるにつれ、ピアノのレッスンでは、生徒に「ただ反復するような練習」をさせることがなくなりました


弾けないところは、身体の使い方を教えることで、すぐに弾けるようになるし、どこかを痛める心配もありません


去年は、グレード検定を受けたうちの生徒全員がBravo賞をいただき、最優秀演奏賞をいただいた小学四年生の生徒は、毎日15分しか練習していなかったらしいです。


ツェルニー30番練習曲、バッハ インヴェンション、ハイドン ソナタの3曲を弾いたのですが、通すだけでも7~8分かかるので、練習時間の短さに驚きました。

 


練習量で解決しなかったことがスパッと改善


音大生もレッスンに来ることがよくあり


「ある箇所を弾くのがものすごく大変でたくさん練習してもうまくいかなかったのに、先生に弾き方を教えてもらったら練習もしないでレッスン中に弾けるようになってビックリです」


とか


「こんなにすぐに弾けるなんて、いままで練習に費やしていた私の時間を返してほしいくらい(笑)」


と言った生徒もいます。


ピアノ指導者を教えることも多くなりました。


アレクサンダー・テクニークのわたしの理解や経験から身体の使い方をお伝えすると、指導者の方々はご自身が立派な奏者なのですが、それだけでずいぶん弾きやすくなるとのことで、とても喜んでいただけます。


身体の使い方を教えられるようになった


普通のピアノレッスンでは曲の解釈や表現などについて教えてもらえますが、表現したいことを表現しやすくなる身体の使い方を教えることができるひとはなかなかいません。それをアレクサンダー・テクニークを通してわたしはできるようになったので、多くの人に喜んでもらえています。嬉しいです。

グループレッスン、集客も学べる


アレクサンダー・テクニーク教師養成コースで自分が学んだこと、自分で実験して発見したことなどをブログに書くことにより、興味を持ったピアノの先生などの専門家がレッスンにいらっしゃるようになりました。


BodyChanceでは資格取得の要件として自分でワークショップを開きグループレッスンを実体験するという段階があるのですが、その準備の過程で苦手だった骨格構造や筋肉のことなどを勉強し、あまりやったことがない集客活動やグループレッスンティーチングを経験できました。そのおかげで、今はセミナーに講師として招かれることもあり、自分でもたびたびセミナーを開催することができるようになりました


この課題がなければ、きっとセミナーなどはやっていないと思うので、大変良かったと思います。


日本各地から生徒さんが来てくれる


また、セミナーに参加された方が、後日個人レッスンを受けられることも多いです。


個人レッスンは、北海道から沖縄、海外に在住の方まで、とても遠くからも来られるので、驚いています。それくらい、こういったことを教える先生は少なく、必要とされ求められているのだと思います。


忙しくてもリサイタルや協奏曲のソリストなどをこなせる


自分の演奏に関しても、練習時間がこれまでとは比べものにならないくらい少なくてもちゃんと弾けるようになりました。3分の1くらいの量で済んでいます。


テクニックで悩むことがほとんどなくなり、昔 弾けなかったものも弾けるようになり、表現も自由に出来るようになったので、かなり上達したと思います。忙しくてもリサイタルや協奏曲のソリストなども、こなせるようになってきました。



人間的な成長


見方、考え方が変わり、人前で演奏することが心から楽しめるようになったのも大きいです。


いつも「今の私からどんな音楽が出てくるだろう?」と思いながら練習をするので、練習も毎回とても楽しくて、出てきた音楽もおもしろく、曲に飽きるということがなくなってきました。


BodyChance入学当初の私を知っている先生方や先輩方には、人としての成長を褒めていただくことが多いです。私自身も心身ともに大きく変化したと思っています。


授業で学んだことは、演奏や指導のみならず、生きることの真理だと思います。


これから指導者として生徒さんとともに実験し、驚きと喜びの瞬間に接することを楽しみにしています。




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2017年度音楽専門アレクサンダーテクニーク教師養成コースver1.pdf
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