30歳を過ぎ、学生時代よりも練習量が少ない中で、確実に上手くなっていく実感があるのです!

みほさん(声楽)

歌がうまくいかなくなっていたころに出会った

私がアレクサンダーテクニークを始めるきっかけになったのは、心の不調だった。

技術面がうまくいかず、授業やレッスン等で歌う機会があると、
それが終わる度に泣いていただけでなく、
先生方の言動が心を傷つけ、
レッスンでは歌が歌えなくなった。

技術的にも精神的にも限界を迎えて、アレクサンダーテクニークをやってみようと決めた。
以前、合唱の先輩がアレクサンダーテクニーク始めて(歌うのが)楽になったと書き込みをしていて、ずっと気になっていた。
HPを色々見て、取り敢えずBodyChanceの体験レッスンに行くことに決めた。



慢性的な鼻炎がスッと楽になった

はじめてのレッスンの後、体に変化があった。アレルギー性鼻炎で慢性的な鼻づまりを抱えていたのに、鼻がスッと通った。
肩こりもなくなった。
なんだかよくわからないけど、これかもしれない、と思った。

通ってみて合わなかったら辞めればいいわけだし、とりあえず通ってみようと決めた。
音楽家が多く集まるというバジル先生のレッスンも受けてみたかったし。



次のレッスンが楽しみで仕方がない

ベーシックコースで初めてバジル先生のレッスンに行った時は、バジル先生が初対面だと感じなかった。
教室の空気感も良くて、他にも何名か受講生がいたが、自然と空間に馴染むことが出来た。

初回のレッスンでは、自分の体のmisuse(誤った使い方)があることを知った。

首の後ろを解放すること、顎関節の正しい動かし方を教えてもらった。

この日習得した新しい体の使い方で練習したら、倍音が増えた。
そして、母音によって動きの精度に差があるということに自分で気付けるようになった。
自分で新しい発見が出来るようになると、知りたいことや新たな問題も出てくる。

次のバジル先生のレッスンに行くのが待ちきれなかった。



いつも小さな奇跡を目の当たりにできる

自分にとってベーシックのレッスンは、ものすごく楽しい時間だった。

グループレッスンだから、自分以外の他者の変化も見ることが出来る。

他者のレッスンは、客観的に見られる分、気付きも多い。
正直なところ、自分の技術が伸びるよりも他者の成長を見る方が面白かった。

バジル先生が奏法や体の使い方に関して新たな提案をすると、びっくりするほど音が変わった。
いつも、小さな奇跡を目撃しているような気分だった。

次回はどんな奇跡に出会えるかな、そんな気持ちでバジル先生のレッスンに通い詰めた。





歌の先生との関係がよくなった

一方、大学での自分は相変わらず低空飛行だった

。先生方に言われることは何一つ実践できないし、はっきり言ってよく分からなかった。
週に何度も泣くのはいい加減しんどかったので、大学の先生方との向き合い方をバジル先生に聞いてみた。

そうしたら、うまくinterpretする(言い換える)ことだよね、と言われた。

はっきりいってinterpretする作業は面倒だったが、先生に言われることを自分の言葉やバジル先生が使いそうな言い回しに変換していったら、自分がどの部分で躓いているか分かるようになった。

だから、分からない部分はとことん質問した。少しずつだが、コミュニケーションが成立するようになっていった。
自分の中での先生方に対する苦手意識は拭えなかったが、レッスンは成立するようになっていった。




観察能力という財産

私がバジル先生のベーシックのレッスンに通うことで得た最大のものは、偏見や先入観なく(自分を)観察して情報を収集する能力だと思う。

ベーシックコースのレッスンをある程度続けると、体の使い方やどのように物事と向き合うかというメンタリティに関するリソースが増える。

自分がバジル先生から言われたことだけでなく、他人のレッスンでの気付きを合わせると相当な量になる。

何かがうまくいかなくなったときに、体の使い方にmisuse(誤用)があるのか、
あるいは考え方に問題があるのか、
正しく分析できるようになった。


今までは、何かが出来ないと『出来なかったー(涙)』と悲観していたが、
バジル先生が

「(いつも出来てないことが)レッスンでも出来ないのは、普段通りなんだから嘆くことないじゃん」

と他の人に言及していて、妙に納得した。


それに、自分の身体と能力というリソースをフル活用して練習していくと、出来ないことにも種類があることに気付いた。

・スタート地点(=考え方や体の使い方に関する意識)に問題があるパターン
・過程に問題がある(=考え方は合っているけど、実際に体が実行していることにズレがある)パターン
・考え方も実際に体が行っていることも正しいのに結果が伴わないパターン

などだ。今の自分がどの“出来ない”状態にいるのか分析出来るようになったのは大きな収穫だった。


うまくいっていない部分が分かれば、リソースを活用して自分で修正することも可能になっていった。

逆に、うまくいっている場合でも、もっと使える体の部分に気付けることもあった。

自身の正しい観察は、発見の連続だった。

あれを試してみよう、これは使えるかな?コンビネーションはどうだろう?トライしたいことが沢山出てきた。
色々実験してみることで、演奏するときの選択肢は自分でも増やしていくことが出来るようになった。




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